融資

東京都創業サポート事業融資

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創業時に融資が必要なケースは多いですよね。

飲食店などはキッチンなど店舗設備、製造業では機械などの製造設備で多額のお金が必要になりますので自己資金で賄えない部分は融資に頼ることになります。

創業融資の王道は基本的には2つです。

日本政策金融公庫

やはり一番の王道は日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫、コッキン)ですよね。

創業融資メニューも豊富で「女性・若者・シニア起業家資金」や「再チャレンジ支援融資」など特徴的なものも多いです。

原則無担保無保証人なのもいいところですね。

通常の融資は代表者が連帯保証人になることが必須なことがほとんどですので会社が破産したら残りの借り入れは社長が返済しなければならず当然社長も自己資金が無いケースがほとんどですので社長も自己破産…なんてことになってしまいます。

社長が保証人になっていなければ会社を清算して終わりですからね。再チャレンジもしやすいです。

審査のポイントは何といっても自己資金があるかです。

金額的には借入金額の10分の1あればよいですが注意点は自己資金をどうやって用意したかです。

自己資金は申込時に通帳の残高で確認されますがただ残高があればいいというものではないのです。

自己資金が貯まっていく過程を公庫は重要視しています。

要するに創業の計画を数年かけて練って、働いたお給料からしっかり貯めて準備していることが大事なのです。

そこで事業に対する熱意が測られますし、そうやって計画的に貯められる人なら事業もうまくいくし返済もしっかりやってくれるという判断になるのですね。

少し長くなってしまいましたがもう一つの王道を

信用保証協会の制度融資

政策金融公庫と並ぶ王道ですね。

私も銀行員時代に取り扱いをしました。

申込窓口は銀行・信用金庫などの金融機関になります。

そして制度融資は本店所在地の自治体によって異なりますので一概には言えませんが東京都で多いのは区の相談窓口に行って認定書をもらい、その認定書をもって銀行等の金融機関に行きます。

金融機関で融資申込書を作成して金融機関と信用保証協会の審査を受けるという流れが一般的ですね。

特徴としては金利の安さですかね。

東京23区では区が利子の補助をしてくれるところが多いので実質負担は1%を切ることが多いです。

別途信用保証協会の保証料が1%前後で発生しますが保証料の補助をする区もありますのでかなりお得に借りれますね。

こちらは基本代表者が連帯保証人なることが必須であることと、自治体によっては認定書をもらうのに最低4回は自治体の相談窓口に通わなければならないことがデメリットですかね。

そして日本政策金融公庫と信用保証協会の制度融資の他に第三の選択肢として浮上したのが東京都の創業サポート事業融資です。

東京都創業サポート事業融資

東京都が平成26年度より新規事業として始めたものです。

既に3年が経過したもののまだまだ知名度が低いです。

私も先日申込のお手伝いをさせていただいたのですが金融機関に連絡しても「何のことですか?」「どこでそんな制度知ったんですか?」というような反応です。

以下にいくつか特徴を

固定金利1%以内

かなり安いです。

信用保証協会の制度融資でも保証料率と合わせるとだいたい1%は超えますので相当有利と言えるでしょう。

融資限度1,500万円以内(運転資金のみは750万円以内)

金額的にはまずまずでしょうか。当初は1,000万円以内(運転資金のみは500万円以内)でしたので多少増額しています。

この事業が平成36年3月までの融資に限っているようで全体の融資限度額も設定されているようなので恐らく当初の見込みより申込件数が少なかったため融資限度額を引き上げたことが想像できます。

勝手な予想ですが申し込みが少なく、東京都としても実績を上げたい事業と思われますので比較的審査は通りやすいかと。

しかし一方で実際に審査するのは金融機関なのでそこまで影響はないかなとも思います。(東京都は補助金を金融機関に支払います)

女性、若者(39歳以下)、シニア(55歳以上)が対象

実はここで対象者が絞られてしまっています。

しかし対象になる方は積極的に利用しましょう。

女性は年齢制限なしです。

創業の計画がある者又は創業後5年未満の者(代表者)

創業後5年まで対象というのは幅が広い印象ですね。

地域の需要や雇用を支える事業であること

私がお手伝いした方はインターネット販売で地域の需要・雇用とは関係なさそうでしたが何とかなりました。

物は言いようで何かしらの説明がつけられればいいようですね。

要するに本社が東京にあれば説明がつくようです。

この要件は事業の建前上、って感じですかね。

申し込みは信用金庫か信用組合

ここも特徴的で銀行は申込窓口になっていません。

信用金庫か信用組合だけです。

しかし都内には信用金庫・信用組合ってたくさんありますので申込に困ることは無いと思いますよ。

まとめ

いろいろ書きましたがくわしくはこちら

http://cb-s.net/tokyosupport/

東京都創業サポート事業融資、結構使えますよ!

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