その8は電卓についてです。
正直電卓自体についてはこだわりはありませんでした。
最初に買って使っていたのが一番使いやすい良いものだったのでしょうか、他の税理士の方のブログなどを見ても私の使っていたものをお勧めしている方が多いようですね。
ご参考までに私が使っていたのはこちらです。
ちなみに税理士試験で使用できる電卓は国税庁のHPにQ&Aが載っており、以下の通りとなっています。(平成29年9月17日時点)
問29 試験に使用できる計算機を教えてください。
(答) 計算機は、次の4つの条件の全てに該当する場合にのみ使用が認められます。
- 乾電池や、太陽電池で作動する電源内蔵式のものであること。試験場では、コンセントは使用できません。
- 演算機能のみを有するものであること。紙に記録する機能、音が出る機能、計算過程を遡って確認できる機能、プログラムの入力機能があるものは、その機能の使用のみならず、計算機全体が使用できません。(消費税の税込み、税抜き機能のみを有する電卓は使用可)
※ 「計算過程を遡って確認できる機能」とは、例えば、本人が入力した計算式や計算過程を記憶し、遡って画面上で計算式や計算過程を確認できる機能をいい、計算結果(答)のみを確認する機能(アンサーチェック(検算)機能(1回前の計算結果と答えを自動的に照合できる機能))はこれに該当しません。
- 数値を表示する部分がおおむね水平であるもの。表示窓が極端に横に倒れるものなどは使用できません。
- 外形寸法がおおむね26センチメ-トル×18センチメ-トルを超えないものであること。つまり、おおむねB5判の紙からはみ出ない大きさの計算機を使用してください。
受験生でもこの条件を意識している人はいないのではないでしょうか。
私も調べてみて初めて知りました。
試験前に試験官にチェックされることもありませんしね。
おそらく市販されている電卓は大概この条件内のものなんでしょう。
12桁入力ができてメモリー機能(MRC・M-・M+)があれば問題なしです。
「00」ボタンはあったほうがいいですかね。まあ大概の電卓についてますね。
さて、私のこだわりというか絶対にやってほしいことは次のことです。
電卓の左打ち
聞き手と逆の手で打つということです。
最初は戸惑いますがすぐに慣れますよ。
左打ちのいいところはいくつかあります。
1.時間短縮
ペンを持つ手と同じ手で打つとペンを持ち替えたりする時間がかかり時間のロスです。
そんな少しの時間と思わないでくださいね。小さな時間の積み重ねが効いてくるのが税理士試験です。
2.ミスタッチ防止
また、ペンを持ちながら打つとミスタッチの原因にもなります。
ミスタッチは絶対に避けなければなりません。計算過程があっていても答えが間違ってしまいますのでね。
3.机の配置
あとは試験中の机の配置です。
右利きの場合、真ん中左に問題用紙、真ん中右に答案用紙を置いて右手にペンをもって解答を記入しますね。
そこで右に電卓を置くと左から問題用紙→答案用紙→ペン→電卓になります。
左打ちの場合、電卓→問題用紙→答案用紙→ペンになります。
物の大きさで並べると右打ちは大→大→小→小で、左打は小→大→大→小になります。
私は問題用紙と答案用紙の真ん中に座るのがベストと考えているので左打の並びの方が机の配置としてしっくりくるんですよね。
右打ちだと中心が左に偏ってしまうので。まあこれは個人の好みの問題ですかね。
左打以外の電卓のこだわりとしてもう一つ
電卓のブラインドタッチ
これも是非マスターしてもらいたいですね。
ホームポジションは4に薬指、5に中指、6に人差し指です。
私の愛用電卓には5に突起が付いていますのでホームポジションがわかりやすくなっていますね。
0やACは小指で+-×÷は人差し指を右に伸ばして対応です。
勉強中は計算途中の+や-の時点では目視せず猛スピードで打ち時短につなげますが、本試験中は要注意です。
自分のブラインドタッチを過信せずに計算過程の液晶表示もしっかり確認してミスタッチを防ぎます。
今までだいぶ時短の重要性を主張してましたがここだけはじっくりやるべきところです。
入力は素早く、でもしっかり入力できているかは目視です。超重要事項です。
目視の時間を確保するために他の時短を積極的にしているといっても過言ではありません。
本試験中は急いで解答しているのでついつい計算過程の液晶表示はみずに電卓を叩いてしまいがちなんです。
絶対に+-×÷を叩く前に入力した数字が間違っていないか目視してくださいね。
とまあ、電卓についてはこんなところですが、左打とブラインドタッチは実務をしていても時短に役立っているなと感じますので皆さんも是非挑戦してみてください。