雑談

チュートリアル徳井さんは今後どうすべきなのか。無申告について思うこと2

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チュートリアル徳井さんの無申告について、本日吉本興業から新たな情報が公開されました。

先日の投稿では私も擁護派よりの意見でしたが今回の情報で完全にアウトですね。

バラエティ大好き税理士の私でも擁護できません。

今回は吉本興業HPからの引用にコメントする形で意見したいと思います。

チュートリアル徳井義実の税務申告漏れに関するご報告

 弊社所属タレント「チュートリアル徳井義実」の税務申告漏れの詳細経緯について、以下のとおり報告いたします。
 なお、徳井本人は過去の税務申告状況を正確に記憶しておりませんでしたので、その後確定申告資料及び税理士からの説明等を整理し新たに判明した事実につきましても追加して報告させていただきます。

税理士からの説明というのは徳井さんの顧問税理士でしょうか。

いつから関与しているのでしょうか。

もしかしたら吉本興業関係の税理士が事実関係を改めて確認した可能性もあるかもしれませんね。

 徳井は個人会社として株式会社チューリップ(以下「チューリップ社」)を2009年に設立しました。役員は徳井一人だけであり、タレント活動に基づく収入はすべてこのチューリップ社に入れ、徳井はチューリップ社から役員報酬を受領しております。チューリップ社及び徳井個人の申告状況について、徳井が委任していた税理士から確認した内容は以下のとおりです。

ここでいう税理士は徳井さんの顧問税理士のようですね。

1. チューリップ社の法人税申告状況について
 チューリップ社は2009年に設立されました。決算期は3月です。
 まず、2010年3月期乃至2012年3月期分についてですが、各年の申告期限内に申告をしておらず、税務署からの指摘を受け、3年分を併せて2012年6月25日に申告しておりました。
 また、2013年3月期乃至2015年3月期分についても、各年の申告期限内に申告をしておらず、同様に税務署からの指摘を受け、3年分を併せて2015年7月23日に申告しておりました。

設立から自主的に申告したことは一度もなし!

これはまずいですね。

税務署から言われなければそのまま逃げ切ろうとしていたと言われてもしょうがない対応。

ルーズといっても法人設立はしっかりやっているわけですから。

法人設立も結構面倒ですよ。

もう1点、注目したのは表現が「指摘を受け、~申告しておりました」というところ。

税理士の発言と思いますが当時は自身は関与しておらず後で確認したところ「指摘を受け、~申告しておりました」ということでしょう。

とすると設立から6年は税理士にも依頼せず本当にほったらかし。

税務署から指摘を受けてスポットで誰かにお願いしていたのでしょうか。

 以上のうち2013年3月期乃至2015年3月期分の3年分については上記のとおり申告自体は時期を後れてでも完了させましたが、その納付については、再三にわたる税務署からの督促にもかかわらず、手続き怠慢により納付をしておらず、その結果2016年5月ころ銀行預金を差し押さえられるに至りました。以上の経緯については会見では触れられておりませんでした。
 

ここも非常にまずいですね。

再三にわたる税務署からの督促にもかかわらず納付していない、さらに預金差押えされているという。

お金はあるでしょうから納付なんて手間無いですよ。

まあ銀行に行く時間がなかったと言われると思いますがマネージャーさんに行ってもらうとか、信頼できる家族に行ってもらうとか方法はいろいろありますからね。

また、「以上の経緯については会見では触れられておりませんでした」、ここですよね。

何故先日の会見で触れなかったのか、これも逃げ切れると思っていたのでしょうか。

この後出てくる社会保険の未加入も含めて最初の記者会見で全て話しておくべきでしたね。

 このような度重なる申告漏れ及び未納があったこともあり、チューリップ社は2018年9月頃に国税局の税務調査を受け、2016年3月期乃至2018年3月期の3年分については無申告であるため申告するように指摘を受けました。
 また同時に、2012年3月期乃至2015年3月期の税務申告において経費として計上していた旅費、衣服代等の一部が否認されるに至りました。なお、否認された経費の具体的な内容についてですが、チューリップ社としては税務調査に至った非を認め、修正申告の内容は国税局の指導に全面的に従ったものであったため、その否認された経費詳細については把握していないと税理士から伺っております。

ここはやはり先日の私の予想通り税務署の言いなり、税理士は経費の詳細について把握していないということです。

信頼できる税理士がいなかったんですね。

税理士も徳井さんのことを信頼していないし思い入れもないので頑張らなかったということです。

まあ、徳井さんが税理士顧問料を節約してしまったということでしょう。

激安会計事務所だと1件1件の顧問先に時間をかけられないので関係も希薄になりがちですから。

税務調査時のピンポイントでも税務調査に強い税理士に依頼していれば修正申告税額は相当減らせたでしょう。

チューリップ社は、以上の申告漏れ及び否認を受け、2018年11月から12月にかけて税務署からの指導に従い、2016年3月期乃至2018年3月期の3年分については確定申告書の提出を行い、2012年3月期乃至2015年3月期の4年分については修正申告書の提出を行い、法人税の追徴課税として約3700万円を納付いたしました。この金額には、否認された経費約2000万円に対する重加算税が約180万円、申告漏れ金額約1億1800万円に対する無申告加算税約510万円が含まれております。
 なお、2019年3月期については期間内に申告を完了しております。以上がチューリップ社の申告状況です。

お、直近の2019年3月期はさすがに自主的に申告したのですね。

この点はいいですね。

2. 徳井個人の所得税申告状況について
 続いて徳井本人の個人事業主としての所得税申告状況については以下のとおりです。
 まず、2012年乃至2014年の3年分について無申告であるため申告するように指摘され、2015年7月23日に3年分の申告をいたしました。
 また、2015年乃至2017年の3年分についても同様に無申告であるため申告するように指摘を受け、税務署の指導に従い2018年11月頃に申告いたしました。
 2018年分については期限内に申告を済ましております。

当然所得税も無申告ですよね。

気になるのは2011年分以前です。

この傾向からすると吉本興業所属の芸人として活動して以来ずっと所得税は無申告だったのでは?と思えてきます。

チュートリアルがM-1チャンピオンになったのが2006年で当然その前も大阪では活躍されていましたから無申告だった所得税の金額を想像するとぞっとします。

一方、こちらも2018年分については期限内に申告されているということでやはり反省はされているんですね。

3. その他
 チューリップ社及び徳井個人の社会保険料の納付状況ですが、2009年の法人設立時に社会保険の加入手続きをしていない状況が続いておりました。速やかに加入手続きをいたします。

これも完全にアウトですね。

年金事務所からも絶対に加入するように連絡が来ているはずです。

それを無視し続けているということ。

最新の協会けんぽの保険料率で試算すると標準報酬月額が最高の区分に属するとして毎月約27万円(会社負担含む)、年間で約330万円ですよ。

会社設立時からの10年間で約3,300万円!

いや、参りましたね。

 当社としては、徳井が速やかに保険の手続きを実施し、社会的責任を果たすまで必要な手続きをフォローしてまいります。
 また当社はこれまでコンプライアンス研修を実施してまいりましたが、今後は税務に関する正しい知識・情報についても研修内容とした上で、徳井のみならず所属タレント全員に対する納税意識の啓蒙を続け、また各種手続きについてもサポートをしてまいる所存です。

きちんと納税している芸人さんがほとんどだとは思うんですけどね。

徳井さんより収入があって年間数千万、場合によっては億単位の納税をしている方もいると思いますが、そういった芸人さん達の憤りが想像できます。

徳井さんは今後どうすべきか

これだけの状態であればテレビのお仕事は難しいでしょう。

スポンサー企業が絶対にNGを出しますよね。

しばらくは謹慎とのことなのである程度の期間がたってからルミネtheよしもとなどの舞台で復帰し、そこで稼いだ所得をしっかり申告、税金・社会保険料も納付することを地道に続けるしかないでしょう。

そこからまたある程度の期間を経てようやくテレビに復帰でしょうか。

会社の経理、税金の申告、社会保険事務などについてはまずは信頼できる身内を探すこと。

徳井さんご自身ができないのなら信頼できる人にお願いすることです。

私が見てきた芸能人・スポーツ選手の方々もご自身では経理やら税理士とのやり取りはしていないですよ。

ご両親だったり配偶者の方だったり、もしくは他人でも絶対に信頼できる人に給料を払ってお願いしています。

そこからさらに信頼できる税理士を探すことです。

税務署が来ても絶対的に味方になってくれる税理士を探しましょう。

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