難しい問題をとばす
税理士試験では鉄則ですよね。
私が受験した第59回税理士試験の簿記論がまさにこの鉄則で合格した試験でした。
合格率9.9%と簿記論にしてはかなり低い合格率、難しいというかTACや大原の勉強では解けない問題が多かった印象です。
ボーダーは30点台だったような記憶が、40点台で合格確実ラインだったでしょうか。
第1問、第2問はほぼ正解できない難問。
第3問で勝負が決まりましたね。
第1問と第2問は配点がそれぞれ25点、時間はそれぞれ30分ずつ使って合計1時間目安で解きますよね。
第1問、第2問ともに私は見た瞬間に「これは誰も解けない」と判断し、とばしました。
しかし本試験当日にこの判断は相当な勇気がいります。
この判断が間違ってたら完全アウトですから。
ドキドキしながらも反面「これは逆にチャンス」と思い、とばせたのは大きな理由があります。
TACのテキスト、問題集、答練は全て頭に入っていましたし、大原の市販の問題集も購入して目を通しておきましたので誰も解けない問題であることには自信がありました。
1年間の勉強量は誰にも負けてない自信がありましたので「自分が解けない(知らない・分からない)問題は誰も解けない」と考えてとばす作戦もたてていました。
この作戦がバッチリハマったわけです。
さらにここでもう1つ重要なポイントがあります。
空欄はなくす、絶対に何かしらの回答で埋める
第59回の簿記論では第1問と第2問を丸々とばすのが正解だったわけですが空欄にしてはダメですよということが注意点です。
私も第3問をじっくり時間をかけて丁寧に確実に解いた後、おそらく50分ぐらいは時間が余っていましたのでもう一度第1問に戻り分からないながら「こんな感じかなあ」というぐらいの感覚で一応すべて答案用紙を埋めていきました。
空欄だと零点が確定ですが何か書いておけばオマケで点がもらえる可能性がありますから。
特に難しすぎる問題で受験生の多くが空欄もしくは不正解ですから惜しい回答に1点ぐらいくれることも予想されますよね。
「とりあえず埋める作戦」も考えていましたがこの作戦もいい結果につながる要因だったと思います。
まとめ
難しい問題は自信をもってとばす、でもその判断に自信を持てるぐらいの勉強量は必要です。
そしてとばした問題も最後の最後で何かしらの回答はする、空欄は無しで試験を終えましょう。