今月1日から稼働し始めた地方税共通納税システムですが、皆さん利用されていますか?
私もさっそく利用してみました。
今回は地方税共通納税システムの中でも特に威力を発揮しそうな住民税特別徴収についてファイル取込に挑戦してみました。
地方税共通納税システムとは
地方税共通納税システムについては以下の記事をご参照ください。
地方税共通納税システムが遂に実現します
住民税特別徴収のファイル取込に挑戦
早速ですが住民税特別徴収のファイル取込に挑戦です。
まずはeLTAXのPCdesk(WEB版)にログインします。
すると以下のメニューが表示されますので納税メニューを選択です。
次に個人住民税(特徴)を選択です。
次に納付情報作成方法選択の画面になります。
ここで下段の「ファイル取込による作成」でファイルを選択します。
さて、ここで取り込むファイルですが、以下のようなCSVファイルを作成してくださいね。
サンプルは以下のファイルをダウンロードください。
変更する必要があるのは以下の通りです。
B列・2行目は市区町村コードを入力します。
お手元の納付書でご確認ください。
ちなみにサンプル作成したのは横浜市ですが横浜市は手元の納付書の市区町村コードとは異なり、どうやら共通で141003になるようです。(横浜市の納付書は事業所所在地によって市区町村コードが異なります)
C列・2行目は納付月分です。
和暦の年月で平成通年とするとのことで今年の10月は3110ということになります。
11月になると3111ですね。来年(令和2年)1月は3201になるでしょうか。
D列・2行目は自社の指定番号を入力します。(サンプル画面上は黒塗り、サンプルファイルでは空欄にしています)
E列・2行目、I列・2行目、B列・3行目、F列・3行目は件数です。1でいいのかなと思います。
F列・2行目、J列・2行目、C列・3行目、G列・3行目は税額です。同じ金額を入れましょう。
他のセルは変更不要です。
ちなみにJ列・1行目、L列・2行目、H列・3行目、B列・4行目には半角スペースを入れておく必要がありますのでご注意ください。(サンプルファイルには入っています)
無事取り込めると以下の画面になります。
あとは手順に従っていけば問題なくできるはずです。
問題点
私は9月分(10月10日期限)の納付時にまずは納付情報作成方法で手入力による作成を選択してやってみました。
しかし市区町村ごとに入力するのが煩雑でどうにかならないかと思い10月分はファイル取込に挑戦した次第です。
しかし!なんとファイル取込で複数ファイルが選択できないではありませんか!!
市区町村ごとにファイル取込して送信していてはあまり効率が上がりません。
取り込むファイルの納付月分を毎月修正する必要があることを考慮するともしかしたら手入力の方が早いかも。。
と思っていたところ、本記事をお読みいただいた方から解決策を教えていただきました。
複数自治体も一つのファイルで取り込める!
詳細は下のコメント欄にコメントしていただきました。
念のため引用させていただきます。
横浜市、川崎市、藤沢市と三つの市区町村に収める場合、横浜市.CSV、川崎市.CSV、藤沢市.CSVと3ファイルを作るのではなく、一つのファイルに全ての市区町村情報を入力・保存し、取り込めばできるようです。
具体的な書き方ですが、
ヘッダーコード(”1”の行)は、最初の行のみに入力
データレコード(”3”の行)は、横浜市、川崎市、藤沢市…と納付情報をそれぞれの行に入力
トレーラーコード(”8”の行)は、データレコードを全て入れ終わった次の行へ、合計件数や合計金額を入力
最後にエンドコード(”9”の行)を最終行に入力して保存
とするようです1 99
市コード 納付月 指定番号 市別納付額
3 141003 3111 0000000 1 100000 0 0 1 100000
3 141305 3111 9999999 1 150000 0 0 1 150000
3 142051 3111 8888888 1 200000 0 0 1 200000
8 3(合計件数) 450000(合計金額) 3 450000
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コメントいただいた匿名様、ありがとうございました!!
当記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
私のPC環境だけの問題かもしれませんが、1点だけ不備があったので報告させて頂きます。
当ページの横浜市サンプルCSVをダウンロード致しますと、文字コードがANSIで保存されるようでして、これをそのままPSDESK個人住民税(特徴)画面で取込みますと、エラーが発生致しました。
解決方法としては、メモ帳にて文字コードをUTF-8に変換して保存→取り込みした所、無事取り込めました。
この点で同じエラーになってる方がいるかもしれないので、ご報告させて頂きます。
ご報告ありがとうございます。
同じエラーになっている方のご参考になりますね。
ありがとうございました!
上でコメントさせてもらった者ですが、市区町村を一括で取り込める方法がわかったので再度ご報告させて頂きます。
例えば、横浜市、川崎市、藤沢市と三つの市区町村に収める場合、横浜市.CSV、川崎市.CSV、藤沢市.CSVと3ファイルを作るのではなく、一つのファイルに全ての市区町村情報を入力・保存し、取り込めばできるようです。
具体的な書き方ですが、
ヘッダーコード(”1”の行)は、最初の行のみに入力
データレコード(”3”の行)は、横浜市、川崎市、藤沢市…と納付情報をそれぞれの行に入力
トレーラーコード(”8”の行)は、データレコードを全て入れ終わった次の行へ、合計件数や合計金額を入力
最後にエンドコード(”9”の行)を最終行に入力して保存
とするようです
1 99
市コード 納付月 指定番号 市別納付額
3 141003 3111 0000000 1 100000 0 0 1 100000
3 141305 3111 9999999 1 150000 0 0 1 150000
3 142051 3111 8888888 1 200000 0 0 1 200000
8 3(合計件数) 450000(合計金額) 3 450000
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こんな感じです。
ご報告ありがとうございます。
私もやってみたところ無事取り込めました!!
詳細にお示しいただきありがとうございました。
これでだいぶ時間削減できますね!!